三条大橋で近くにいたおじさんに頼んで、出発前に二人で記念撮影。はてさてこれからどんな旅になるのか? 折角なので河原に下り端を眺めたり、三脚を使い二人で写真を撮ったりしていた。そして9時57分、いよいよ不安と期待を胸に出発した。雨も上手く止んでくれた。これは幸先が良い!
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出発していきなりだが、欄干にある2つ目の擬宝珠(ぎぼし)に刀傷があるのが見えた。これは幕末の池田屋騒動の時についたものらしい。私達が歩いた橋の南側だが、北側の擬宝珠にもついているらしい。
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橋を渡ると高山彦九郎 皇居望拝之像がある。(「東海道のんびり旅」で説明済み。)今日は年末のまだ早い時間なので、人影無しで撮影に成功した。
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「三条大橋」を渡ってから1km程歩くと、「東山三条交差点」から左手に大きな朱色の鳥居が見えた。この鳥居は有名な平安神宮の物だ。
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さてここからは、一週間前に歩いたルートなので見所は省略し、京都から東に向かってのルート説明を中心に進めて行く事にする。(見所等は「東海道のんびり旅」を見て下さい。) 再び約1km歩くと「蹴上交差点」が見えてきた。ここから「中山道」(今回は、あえてそう言わせてもらいます。)は右へとカーブしながら坂道を上って行く。空は段々と快晴になってきた。
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「蹴上交差点」から500m程上って行くと次の信号がある。歩く資料に使った「誰でも歩ける東海道五十三次」の地図を見ると側道の様な所がルートとなっていた。そこでここを左へと歩いてみた。 ちなみにこの道をずーっと上って行くと、「将軍塚」と言う所に着き、京都の街が一望出来る。
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240m上って行くと道路は先程まで歩いてきた府道を右へと跨いでいるが、歩道の左に階段がありそこを下った。
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階段の下り、その前に見える横断歩道で府道の右側に渡る。
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横断歩道を渡る前に左を見るとお地蔵さんがあるが、がっちりとした建物の中に収まっていた。
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横断歩道を渡ってから約350m行くと、「京阪電鉄 京津線」跡地に造られた広場へとやって来た。時刻は10時50分。ここで初めての小休止を取った。
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休憩は5分程で済ませ、再出発。すぐ先で右手の旧道へと入る。
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「亀の水不動尊」を右手に見て、坂を下って行った。すると山科の街が一望出来た。東海道と違い今回は逆コースなので、同じ所を歩いても景色が異なり、新たな発見がある。
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坂を下って右手に畑を見ながら行くと、街道は急に狭くなる。一度歩いた所だが、逆に歩くと一段と狭く見えた。
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その先で少し右にずれた道の場所にやって来た。 東海道や中山道を紹介したサイトは大抵西に向かって歩かれているので、京都から歩いて来られる方達には参考になる写真かも知れない。
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100mちょっと歩くと「府道143号線」の「三条通り」に出るが、ここを右へと進む。曲がった右手は散髪屋さんだ。
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途中で道の左手に渡りながら260m進む。JRのガード下を潜ったすぐの信号を左に曲がるのが、「中山道」のルートだ。
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「五条別れ道標」を11時30分に通過。11時40分に山科駅前に到着。「専門店街ラクト」に入ったが食事はまだせず、トイレだけをお借りした。 そして二人は歩き出したが、前回気が付かなかった「東海道」の道標があり、真後ろに隠れる様に「車石」がポツンと置かれていた。
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「徳林庵」を過ぎ、12時07分に「国道1号線」を跨ぐ歩道橋まで来た。これを渡り先へと進む。一度見た所ばかりだし、地図を見なくてもルートが分かるのでペースが早い。
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「伏見街道」(「京街道」)の道標を過ぎると、「滋賀県大津市」の道路標識が見えてきた。早くもここで「京都府」とお別れだ。
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左に走る「国道1号線」と合流し、すぐ「名神高速道路」の下を潜った。再びここから上り坂が始まる。
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